Naxosより金管室内楽のシリーズをリリース

Septureは5年間かけて、Naxosレーベルと10点のレコーディングを行なうという、過去に例のない金管室内楽のシリーズに乗り出しました。録音プログラムは編曲作品およびオリジナル曲から構成、各ディスクにおいて違う時代とジャンル、そして異なる作曲家を組み合わせ、「もしこれらの芸術作品が金管のために作曲されていたとしたらどうだろう」と問いかけます。このシリーズを通して、金管七重奏のためのクラシックの芸術音楽のレパートリーを定着させ、金管アンサンブルの芸術分野としての確立を目指しています。すなわちこれは金管室内楽の仮想歴史のシリーズなのです。

金管七重奏のための音楽第4巻:Gabrieli, Lassus, Palestrina, Victoria

2016年14月にリリース

金管アンサンブル「セプトゥーラ」のシリーズ第4集は、彼らの出発点にもなったというイタリアの作曲家ジョヴァンニ・ガブリエリの作品を中心とした、16世紀の音楽集です。ここでは宗教的合唱曲を金管アンサンブルに編曲するというユニークなことをやってのけますが、これが全く違和感なく、ごく自然な音楽の流れの中に輝かしい響きを融合するという完成度の高いものとなっています。ここに選ばれた4人の作曲家たちは、イタリア、スペイン、フランドルと活躍の場は様々ですが、例えばパレストリーナはビクトリアの師であったり、ガブリエリはラッススに師事してたりと、互いに影響しあっているのです。そして4人それぞれ、異なるルネサンス合唱の伝統の源であり、彼らが創り上げた神聖派なポリフォニーは当時の教会音楽にも強く影響を与えています。その時々でメンバーの顔ぶれが少しずつ変化しているセプトゥーラですが、緊密なアンサンブルは決して変わることがありません。

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金管七重奏のための音楽第3巻:Shostakovich, Prokofiev, Scriabin, Rachmaninov

2015年12月にリリース

第1集ではメンデルスゾーンやシューマンなどロマン派の作品、そして第2集ではバロック・オペラの名曲の数々を新たな装いで聴かせた金管アンサンブル「セプトゥーラ」。第3集ではなんとロシアの作品集に挑戦です。冒頭のショスタコーヴィチから炸裂するお馴染みの音形「D-S(Es)-C-H」が何とも印象的で、本来なら皮肉と哀しみに彩られているはずのこの作品が、何となく華やかに聴こえるのが面白いところです。他にはプロコフィエフの初期の作品や、スクリャービンの先鋭的な作品と、ラフマニノフの憂鬱な感情を讃えた作品など、今回のアルバムにおいての彼らは、これまでよりも更に豊かな響きを追求しているようです。もちろん編曲も見事で、まるでこれらの作品がオリジナルであるかのような存在感を放っています。「セプトゥーラ」のメンバーは、ロンドン交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、BBC交響楽団、バーミンガム市交響楽団、スコットランド歌劇場、オーロラ・オーケストラで活躍する若手金管奏者たちによって構成されています。この見事なアンサンブルには感嘆するほかありません。

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金管七重奏のための音楽第2巻:ヘンデル、パーセル、ラモー、ブロウ

2015年4月にリリース

Septuraの金管室内楽シリーズの第2巻では、17世紀のバロック・オペラの時代にさかのぼり、4つの異なる曲調の作品−−ラモー、ブロウ、パーセルとヘンデルをそれぞれ一曲ずつ—を取り上げます。原曲は内容、色彩、曲想ともに驚くほど多彩であることから、ひじょうに巧みな編曲が求められ、さらにピリオド演奏の要素を取り入れることによって、原曲の魅力が鮮やかに立ち上ります。その結果、金管のためのきわめてヴィルトゥオーゾ的な新しいバロック作品が生まれました。.

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金管七重奏のための音楽第1巻:ブラームス、ブルックナー、メンデルスゾーン、シューマン

2014年8月にリリース

もし19世紀の4人の大作曲家—メンデルスゾーン、シューマン、ブルックナー、ブラームスが金管七重奏のためのオリジナル曲を作曲していたら?本ディスクはそうした仮説に基づき、この4人の作曲家の合唱曲およびオルガン曲を金管七重奏のために仕立て直してみました。編曲作品はいずれも、合唱の表現力、またオルガンの力強さ、そしてレジストレーションおよび鍵盤の組み合わせによる多彩な響きを模倣すべく、各楽器の音域およびダイナミック・レンジをフルに(しばしば各種ミュートも用いて)生かしています。華麗で多彩な組み合わせによって、編曲者も演奏者も、これらの曲が実際にオリジナルの金管室内楽曲であると信じさせてくれるでしょう。

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